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脳の老化とは?

人の脳は、1兆個を越える神経細胞(ニューロン)とそれを取り巻く10兆個以上の細胞からなるといわれています。非常に複雑で厳密な機能を有する脳も、始めは1個の細胞から発生・分化の過程を経て作られます。そして、この脳の形成過程でもっとも重要な働きをするのが、ガングリオシドを中心とした複合糖鎖です。

神経系におけるガングリオシドの分布は、脳の形成・発育・分化に大きな役割をはたしています。脳内ガングリオシド量が減少するとその機能形成に大きな影響を及ぼし、機能低下に関連します。脳の機能形成にガングリオシドは必須です。

ヒト脳の白質と灰白質、髄鞘、ニューロン、オリゴデンドロサイトのガングリオシド組成はそれぞれに特徴的であり、ヒト脳の神経細胞発達に伴う変化についてもモデルが想定されています。

脳神経細胞の再生修復を可能にするガングリオシドは、今まで治療が困難とされていたパーキンソン・アルツハイマー・痴呆・半身不随の改善に大きな役割を果たしている。神経細胞と大脳組織の正常な発育を促進し、DNAを修復し神経細胞の老化を抑制し、脳の伝達のスピードを上げ、結果大脳の反応能力を向上させることが知られています。

神経の再生・修復

ガングリオシドの脳における役割は、発生・分化に限ったことではありません。
驚くべきことに、外来因子等によって損傷を受けた神経細胞の修復・再生機能(神経ネットワークの再構築・樹状突起の延長促進など)を増大させるということが明らかとなってきています。

神経細胞(ニューロン)が脱落する変性疾患の代表としてのアルツハイマー病に、ガングリオシドが有効に作用するのではないかとの考えから治療がおこなわれはじめています。
(文献 Svennerholm,L.S,et al.,Life Sci.,55,2125(1994))

2000年に入り、ヒトへの経口投与薬としてアメリカの製薬会社よりGM1製剤がテスト販売され、フィラデルフィア大学などでヒトパーキンソンに対して効果が見られたと発表されています。

右側がガングリオシドを添加したもので、脳の神経細胞が伸びています
 

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